自己破産の取り消しはできるのか
自己破産を取り消すことができるタイミングは破産法により破産手続き申し立て後に破産手続き開始決定する前までの間になります。
要するに破産手続き開始決定してからではもう取り消すことはできません。
失業して職を探しながらなかなか仕事が見つからないような場合もあるでしょう、そんな時に生活保護を受けないとどうしようもない状況に陥った場合、生活保護を受けるための条件として自己破産をしなくてはならないことがあります。
確かに自己破産の開始決定が下りるまでは約半年くらいかかると言われていますが、ケースバイケースですので、仕事が見つかる前に自己破産開始決定されてすぐに仕事が決まったといったような場合でも自己破産を取り消すことができないというわけです。
その場合は取り消すことはあきらめてそのまま進むしかありません、理由が理由であれば次の転職先でもわかってくれるでしょうし、特に破産者であるかどうかを知ることはないでしょう。
自治体の証明書にはあなたが破産者であることが記されることになりますが、それも免責が確定するまでのほんの数か月程度です。
免責尋問は破産申し立てから約3~5ヶ月くらいです、尋問が終われば約1ヶ月で免責が確定します、万が一免責許可がでない場合は破産状態のままとなりますが、それはレアなケースと言えるでしょう。もしそうなっても10年たてば自動的に破産者リストから削除されます。